杭ってなに?
杭(くい)とは、地中に打ち込んで構造物を支えたり、土留めに使用する構造部材です。
日本は地盤の柔らかい場所が多いため、一部の地盤が硬い場所を除き、全ての構造物を建てる際には、
この「杭」を打つ基礎工事が必要不可欠 です。
家やマンションだけでなく、ビルや鉄道の駅・線路や橋脚など、どんな構造物も、地面の下では杭に支えられています。
杭には「木杭」「鋼杭」「コンクリート杭」があり、
私たち恵比寿機工は、この中の「鋼杭」を基礎工事で主に使用します。
鋼杭の種類
H鋼杭
アルファベットのHの形をした杭。
鋼管杭
円筒状の形をした杭。
鋼矢板
凹凸状に成形加⼯した鋼の板。
繋ぎ合わせて使⽤する。
杭打ちとは、建物の基礎工事のひとつで、構造物を地盤の上に安定して建築できるようにするための工法です。
地盤の柔らかい場所に構造物を建てるときは、地震などで構造物が倒壊しないように、地面の下の地盤が硬い層まで「杭」を打って地面の上の構造物を支えます。
柔らかい層を貫いて、地盤が硬い層まで「杭」がしっかり届いていないと、地震などの際に地面の上の構造物は倒壊してしまいます。
構造物が完成してしまえば地面の下に隠れてしまうため、普段は目にすることはありませんが、いざという時に構造物を守るために欠かせない重要なパーツが「杭」であり、その杭を打つ工事が「杭打ち」です。